軍の狗(ロイエド)
「おめでとう。これで君も晴れて“軍の狗”だ」
わざと、嫌味に言ってみる。
しかも、ニコニコと笑い。
始めから、こうなることは分かっていた。
あの時のエドワードの瞳には焔が燈っていた。
あの目を見た瞬間「こいつは軍までやってくる。きっと、国家錬金術師になる」
そう、直感で分かった。
まぁ、それが私の願いでもあったが。
「へぇ‥“鋼の錬金術師"。いいねぇ、その重っ苦しい感じ。背負ってやろうじゃねぇの」
そう、その瞳。
その見た者を居竦めさせる焔。
こいつは強い。もしかしたら、私よりも。
‥だが、なぁ?鋼の錬金術師。
私のほうが一枚上手だったようだ。
そう。
もう君は、軍‥私の狗。
(コメント)
軍の狗。
「犬」とか「狗」って聞くと、所有物っつうか、そんなイメージが湧きます。
大佐はエドを掌で転がしてる感じ。頭良いし。
エドは、気付かない内に大佐の思うようになっちゃってる感じ。
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