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手足を縛って、閉じ込めて
やりたい(グリドル)*







(理不尽だ)


ただ、自由にならない体を持て余しながらオレは考えていた。

何故オレがこんな目にあっているのだろうか。我が主を怒らせるようなことなど、した覚えも無いというのに。






「喉渇いたか?」
「んっ、ふ、ぅ‥んン」
「あァ‥それじゃ喋れねェな」


不敵に笑ったその瞳に映るのは、紛れも無く彼の性。強欲。






グリード、さん。

















「ドルチェット」
「は、ぅ‥あ、ぁあ‥ァ」
「‥‥こっち向け」
「い、あ‥グ‥リィ‥ド、さ」


両の手足を鎖で縛り付けて、ギチギチ鳴らしながら涙を流す。

しかし与えているのは痛みじゃない、寸分違わず快感だ。

自力ではどうすることも出来ないその責め苦、必死に助けを求める視線は俺に拒絶され。


「なん‥で、こんな、は‥ッ」
「‥‥さァな」

もう絶頂も近いのだろう。しかし決定的なきっかけを受けられず、痙攣するように震える身体が酷く愛しく思えてしまう。





「‥俺が欲しいか?」





有無を言わせぬ低音。

肯定しか、認めない。



















「あ、あぁ‥ン、んぁ‥っ」
「‥‥ドルチェット」
「や、っグリ‥ド、さ‥ぁあ」
「こっち向いてろって」


やっと自由になった腕はグリードさんの首に纏わり付き、縋るような格好で突き上げられるたびに溢れる声と涙の雫。



愛している。

主人に向けるにはあまりに安い感情。それでも、こんな体でも彼に抱かれることが出来るなら。

グリードさんが、俺を見捨てないのならば。













「‥だ、もっ‥イく‥ッ‥!」
「‥‥‥‥く、」



遠慮がちにのけ反ったドルチェットをを支えながら、熱い欲を中へと。

このまま、こいつの全部が俺のものになっちまえば良いのに。


たった一言、愛していると、それさえ言えない癖に。こんな乱暴な愛し方しか出来ない俺について来てくれるのなら。









+−+−
フリリクのグリドル裏です。
何だか久々なんで温いし描写も上手くいかなかった‥無念。

リクありがとうございました!

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