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俺なりに(花阿)*





響く、嬌声。

水音、悲鳴、他色々と淫ら。



もう、戻れない。























「んやっ、ぁ、やだっ‥は、ない‥‥っ!」
「それ逆効果、余計ソソる」
「あっ?やっ、あぁああ!」















アイシテル、










全身で。




























それは1週間前、

突然。





「花井って優しいよな」
「はあ?どこが」
「何だかんだ文句言いつつ俺達の面倒見てるし」
「‥‥だって俺キャプテンだし」


それにしてもさ、と阿部は呟いて黙り込んでしまった。





なあ阿部、知ってる?

実は俺、すげー意地悪いんだぜ。




























「はな、いっ‥‥も、むりィ‥っあ、」
「無理じゃないだろ?こんな美味そうに、離さない」
「やっ、だ、言うなっ‥‥!阿呆、キャプ、テ‥‥ひっ‥!!」
「まだそんな口利けるんだ?」


チームメイトである阿部の、その最奥を、いつもはスカした顔が涙でぐちゃぐちゃになるまで突き上げてやる。嫌だ、嫌だとさっきから小賢しい。煩い、黙れよ、





「も、だめっ‥だ、て‥‥!イくっ‥‥!!」
「イかせて下さいは?」
「はな、いっ、はやくっ‥‥!」
「ダメ。ちゃんと言って」





すっ、と阿部に覆い被さるように抱き込んで身動きを封じていた上半身を起き上がらせると、何をするのだと言うような視線がこちらを向いた。ここまで追い詰められている彼を他のチームメイトは見たことがないのだと思うと妙に優越感が沸いて来て、余計に可愛がりたくなる。

幸い、阿部の両手首は未だ自分の左手に綺麗に纏められていた。



















「はない、キス、して」

「中に、ちょうだい」





情事中の阿部は嫌に素直だ。普段じゃ絶対言わない台詞がぼんぼん出てくる。‥‥そこまで追い詰めているのは俺なのだが。


だけど、俺にはそんな阿部が愛しくて愛しくて仕方ない。













だ か ら 、






















「阿部なんかに、あげない」
「っ!‥‥はない‥っう、ぁあ‥‥やっ、だ!」



火照った身体を離して、ズキズキと疼く自身も何の躊躇いもなく阿部から出して、右手だけで絶頂へと誘う。彼には残念なことに両手首は不自由なままだから、抵抗も思うように出来なくて身を捩るその姿が堪らなく淫らで卑猥。

下手したら見てるだけでこちらが達してしまいそうだ。
























「愛してるよ」



「俺なりにね」


















今日も意識のない最愛の人に愛を囁いて、俺は独り微笑んだ。





(コメント)
突拍子もなくドSな花井が書きたくなりました。花井ファンにも阿部ファンにもごめんなさい。

でも自分的に気に入ってる(爆)

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あきゅろす。
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