ciao!!
▽忠犬、天然来る!
ツナたちが来てだいぶ日がたったある日、名前はふと、書斎で彼らが来た日のことを思い出していた。
『たしか、あの日は私の前に効果付きで現れたんだよな……ドタァッ…………そうそう、こんな感じ…え?』
「あり?」
「は?」
名前の目の前には、獄寺と山本がいた。彼らも状況がわかっておらず、名前はツナたちのときとは違い、慌てず……
『えー…ようこそ、獄寺隼人くんに、山本武くん?』
名前は苦笑しながらツナたちを素早く呼び、説明をともにした。
「んー…よくわかんねーけど、名前だっけ?よろしくな!!(ニコッ)」
「………頼むぜ」
『こちらこそ!』
「まさか、2人まで来るなんてっ」
「名前殿、こんな大人数………大丈夫ですか?」
バジルは人数が増えたことにより、名前に負担がかかるのではと思った。しかし、名前は気にせず…
『大丈夫。もう、2人の部屋と生活用品は手配済みだし』
「「「はやっ」」」
「さすがですね」
「仕事が早いのはボスとして、なかなかだぞ」
『ありがとう』
リボーンは名前を誉めていた。名前は人数が増えるのは構わなかったが、他の心配があった。
『余計なお世話かもしれないけど……獄寺くんと山本くんは修行…どうする?ツナは家庭教師がいるからいいけど…あなたたちは?』
名前が心配そうに聞くと…
「俺はシャマルに課題を与えられたからそれをやる。心配なんかいらねーよ」
「俺も、親父から型を教わったしな…あとは自主練!」
『良かった…ならトレーニングルームは好きにどうぞ。(トリップしてきたせいでリング戦に支障がでたら困るからね)』
一安心した名前は、獄寺と山本を部屋まで案内した。ついでにツナたちもついてきた。
『山本くんの部屋は和室にしたよ』
「おっ!嬉しいぜ」
「なんか山本らしいよね、和室って」
「山本殿は隣の部屋ですね」
『部屋は好きに使って』
「ん。そーいやぁ、俺のこと名前でいいぜ」
『分かった。なら獄寺くんも…隼人?』
「!!…ああ」
名前で呼ばれてちょっと照れくさそうな獄寺。そんな獄寺に構わず、部屋に案内した名前。
『隼人は勿論、ツナの隣』
「ったりめーだ!!10代目の右腕としてお守りしねーとだからな!!!わかってるじゃねーか」
「(何から守るんだーっ!?)」
『まぁね』
ちょっと意気投合できた獄寺と名前だった。
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