僕らのエブリディ
◇王子、怒る
「あり?クソガエルじゃねー…」
「はぁ…フランだと思ったのかぁ?」
間抜け面になっているベルを見ながらスクアーロは呆れながらきいた。回答は勿論、イエス。
「んで、なに?このチビで可愛い子…先輩の彼女?」
『チビって…失礼ですねー…』
ベルは彼女を連れていたスクアーロをからかうように問いながら、自分よりも小さい彼女の頭をポンポン叩いていた。叩かれている本人は凄く嫌そうな顔をする。
「違うぞぉ…コイツは今日から幹部になる奴だ…制服着てるじゃねーか」
「ふーん…コイツだったんだ…なんで鮫と一緒にいるんだよ」
『私がスクアーロ先輩の後輩になるからですー…ちなみに名前って言います』
名前が後輩になると聞いた瞬間ベルはスクアーロを睨み
「なんだよ、新米幹部はぺーぺー幹部が見るんじゃなかったのかよ…だったら、クソガエル、俺が見る必要なくね?」
「今回は特例だぁ!理由諸とも、XANXUSの部屋で話すからな…幹部全員集めやがれ!!」
「えー…俺が?」
「全員っつても、フランとマーモンだけだぁ!名前行くぞぉ…」
『はーい』
ベルは仕事を押し付けられたあげく、先ほどきた道を逆戻りするはめになった。
マーモンにはなにもしなかった。後で慰謝料などを請求されるのが面倒だから。
フランにはナイフを投げつけ、ストレス発散。
王子、怒る
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