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僕のものです



触れられない。
近づけない。

貴女は僕のものですから

嬉しそうに彼女は僕以外の男と黒曜中に登校してきました。
朝から凄くイライラします。

でも、君が嬉しそうだから、
微笑んでいるから、

だから、僕は何もしません。
それに、君は僕の元へ直ぐに戻って来るから。

「おはよう!」

「おはようございます。」

教室のドアを元気よくあけた君はほら、1人だ。
そうして、朝会った事を君は一番に僕に話す。
嬉しかった、楽しかった、全部全部一番最初に僕に話す。

君の傍には僕が居て、僕の傍には君が居る。
君がどんなに離れても、僕の傍に君は戻ってくる。

愛の一番ではないのを知っている。
好きの一番なのを知っている。

それがどれほど大きな差なのかも知っている。

「ねぇ、ねぇ、骸は誕生日プレゼントには何が欲しい?」

「おやおや。くれるんですか?」

「何か月先の話だよ。」

「予約です。」

「あー。分かった、分かった。渡すから!で、どんなのが欲しいの??」

「どうせ、彼にでしょう?」

「うん。」

でも、その即答加減が本当に腹立ちますね。
君は僕を異性として見てるんですかね?

僕はこんなに君を見ているのに。
・・・何か、今自分で言っていて変態ぽかったですね、、、

「だって、男の人の欲しい物わからないんだもん。」

「クフフなら金d「却下。」

「愛のあるもので!」

一応「男」で見てたんですね・・・
以外です。

何で僕がわざわざ君の愛を殺したいほどの彼に渡す手伝いをしないといけないんですか。

「付き合ってもいないのに渡してどーするんですか?」

「告白て恥ずくない!?無理!」

「何でプレゼントは渡せるんですか・・・」

「え?友達として普通に渡すんだけど。」

そこで、諦めるて3文字はでてこないんですかね?
君の目の前に君を受け入れる人間が居るて言うのに・・・
周りをちゃんと見ようとしない。それが彼女を悪いところだ。

「なら、身の回りの何か役に立つものでいいじゃないですか。」

「そう?最近小遣いピンチだから消しゴムで。」

「それでいいじゃないですか。はい。決定!」

「え!?せめてシャーペンだろ!」

「どっちでもいいですよ。」

未だ悩む彼女はただの馬鹿です。
もし、彼が君の事を好きなら何を貰っても喜ぶはずです。

そして、もしもで、そんな事があったら僕はそれを真っ先にこの世から抹消します。
いっその事彼の存在ごと消してしまおうか。

ま、それは彼が君を愛している場合ですけどね、、、
僕が欲しいもの、それは君の愛。

手に入らない、届かない。
僕の元にあるのに、それだけはどこか遠い。

―消えた志向



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