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守るため、



僕を裏切るの?
僕を一人にするの?


君を守るためなのに



名前は突然僕に抱きついた。

僕はいつも通り君に近づく奴を咬み殺しに行こうとしていた。

予定外に君は応接室に飛び込んできた。


そして、僕に抱きついて泣いていた。

「ごめん。ごめんね。」


僕には何が何だか分からない。

誰が君を泣かしたの?

何で誤るの?


僕が君に何かした?


「もう辞めて。」


強く強く抱きしめられた。

何が何だか分からないよ。

ちゃんと説明して・・・


「名前?僕には何が何だか分かんないんだけど?」

「もう、傷つけないで・・・」

「誰を?」

「私は群れたりしないから!だから、もうっ・・・」

「君は何を言ってるの?」

「もう、誰も傷つけないで・・・」



君は全てを知っている。

何もかも知っている。

なのに、何で僕を嫌いにならないんだろう?

なってしまえばよかったのに・・・


そしたら、僕はもう、君を傷つけないですんだのに。


「名前っ。」

「雲雀・・・」

「僕を不安にさせないで、君以外何もかも壊してしまいたくなる。」

「ごめんねっ・・・ごめんなさいっ。」



おかしいよ。もう自分が自分で止められない。

赤ん坊が言っていた通りかもしれない。


「名前・・・僕を嫌いになって。」


この愛は壊した方がよかったんだ。


「嫌いになれないよっ。雲雀を愛してるんだもんっ!」


遅かったみたいだ。

僕たちは狂いあってしまった。

もう、愛し方が分からない。



ねぇ、僕を愛しているなら僕の愛に応えてね、、


本当に群れない?

僕を不安にさせない?

嘘ついたら許さないよ?

もう、本当に君を壊してしまうかもしれないよ?



君の言葉なんか僕の耳に入らないかもしれない。

それは、僕が君を・・・


「愛してる。」


からなんだ。


わかってね。


僕の愛は歪んでる。




-壊れた愛情







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