[携帯モード] [URL送信]
こうすれば安全。



逃がさない。
逃げ出せない。

こうすれば安全だね


君は僕を裏切らない。

僕を一人にはさせない。

不安にもさせない。


そう、できないよね?


僕が咬み殺した男は怪我が治り普通に登校してきている。

謝りはしなかったよ。

僕を勘違いさせた彼が悪いんだから。

その代り彼女が彼に謝りに行くのは許した。

それくらいの礼儀はあるからね。


僕の仕事は減った。

咬み殺すのも風紀を乱した奴と群れてる奴。

あとは、僕の暇つぶしだけ・・・


赤ん坊は「もういいのか?」とたずねて来た。

無論僕は「いいんだ。」そう答えた。


いいんだ。

その必要がないから。


「雲雀は本当にハンバーグ好きだね。」

「君のは特にね、」


お弁当も前の時よりも上手くなった。

君と居る時間が長くなった。


昼休みの終わりのチャイムがなる。

君との別れの時間。


「もう、行くのかい?」

「っ・・・。」


ずるい僕は君を悩ませる。

「今日は、いるね。」

「そう、ありがとう。」

「//うん。でも、授業どうしよう・・・」

「なら僕が君に教えるよ。」

「本当に?教わる!」


哀しい顔して、君に甘えて、優しさを見せる。

僕を愛してる君は、僕の傍に居るしかない。


力じゃない、頭だよ?

僕の傍に居る為なんてどうでもいいよ。

僕の傍に居ることだけを考えればいい。


君の傍に居ることだけを考えた、僕の答えが君の愛を利用することだった。


その、愛も僕へのものなのだから構わないでしょ?

僕のために使ったってさ・・・


僕の愛も君は使ったじゃないか。


君が望んだ愛はこれかい?

―縛られた優しさ




あきゅろす。
無料HPエムペ!