苦しめるのは誰?
君は泣いている。
それはどうして?
君を苦しめるのは誰?
名前と僕は愛しあっているでしょ?
学校に居る時だって、家に居たって、君は僕の事で頭が一杯な筈じゃないのかな?
だって、僕はこんなに君が好きなんだもの。
学校にいようと、家に居ようと、群れを咬み殺そうと、
君の事で頭は一杯だよ。
名前は泣き虫だからな、泣いてないかな?
負けず嫌いだからまた、維持張ってないかな?
変な奴に絡まれてないかな?
心配で心配でしょうがないよ。
「好きだよ。」
照れながら言うその言葉も心配だよ。
それは、本当なのかな?
君にとっての僕は何かな?
嘘なんかついちゃ駄目だよ。
僕には直ぐわかるからね?
本当の君を見せてね?
応接室で君の作ったお弁当を食べる時が一番幸せだよ。
名前が群れてないし。
僕に愛を込めて作ったお弁当を食べれるんだから。
「美味しい?」
て不安がって毎日の様に聞く君は僕の事で頭がいっぱいでしょ?
「美味しいよ。」
そう言っただけで喜ぶんだもん。
こっちも自然と嬉しくなるよ。
昼休みの終わりのチャイムは嫌いだよ。
偉い君は僕を置いて勉強しに教室へ行くんだもの。
止めたいけど、君が「またね。」て手を振るから僕も手を振り返すしかないんだ。
いっその事君を僕の傍に縛りつけたいよ・・・
僕のことしか考えられないように、君の全てを奪ってしまいたい。
そしたら、君からの愛は消えるだろうな。
-愛を求めた愚か者。