信じられないし、ありえない。
世界は私に冷たいよ。
だってあの子と獄寺が付き合うとかほんとありえないでしょ!
だって私の方がどうみても可愛じゃん!
獄寺とあの子が手を繋いで帰ったりとかキスしたりお弁当食べたりとか考えただけて吐き気する!
「やっぱ性格じゃない?」
「シャラープッ!沢田君それは私が性格悪いってこと!?」
「それ以外あるの」
「て、ことは外見は良いって事だね!」
やっぱ沢田君はセンスいいよ!
だって沢田君の片想いの相手は京子ちゃんだもんね。
私が男だったら絶対京子ちゃん好きになるもん!
女だから獄寺に片想いしてるだけだもん!それがダメなんだって?いいじゃん。別に外見だけが好きだって言ってるわけじゃないんだから。
でも、私やっぱ可愛ぃのかぁ〜
一杯努力したもん!当たり前だよねぇ。
肌の手入れだってダイエットだって獄寺をGETするためにめっちゃ頑張ったもん!
「…なのに、何でアイツなの!」
「獄寺君ブスせんなんじゃない?」
「だよね!そうだよね!あたしの努力返せよニコチンヤロー!」
机をおもいっきり叩いたら沢田君は溜め息を吐いてやれやれと首をふっていた。
「名前は性格に可愛さがないんだよ」
「…あぁ、アイツのホンワか偽天然キャラとか無理。見ててムカつく」
「それが獄寺君はよかったんだよ」
「名前〜ショック過ぎて死んじゃうぅ〜」
「俺の前でそのキャラしなくていいよ。殺したくなるから」
「同感です。自分で言ってめっちゃウザかった」
「だから名前は俺見たいな相手を探すべきだよ」
今の言葉にキュンッてしちゃったよ!沢田君見たいな人を探すのか…
「わかった!アドバイスありがと!」
彼みたいに愛されたい
(告ったつもりだったんだけどな)
(俺も獄寺君見たいに君に)
(愛されたかったんだよ)
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