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溺愛バイオレンス ツナ



最近、名前が髪の毛を染めた。耳に穴をあけて夜遊びするようにもなった。

「仕事に支障をださないようにね」

彼女がすきだったがいきなりその感情は消えた。俺はちゃんと警告したよ。好きだったから。中学の時から一緒の名前だからなんか嫌なことがあって自分を変えたかったんだと思い見た目は許したんだ。ボンゴレになりたいって言った時だって俺の傍に居たいんだと思ってイタリアに連れてきた。その結果がコレなんておかしいよ。

「え、だから用事入ったから今日は休みでおねがいします」

「何の用事なの?」

「家庭の用事」

悪びれもなく話す名前に無性にムカついた。家庭ってなんだよ。イタリアにはお前の家族なんてきてないだろ!お墓参り?日本に帰る?だったらそうすればいい。

「名前。死ぬか逃げるかどっちがいい?」

「なんでそうなるの?」

「その態度だって、見た目だって今まで黙ってただけで見てると凄く嫌になるんだよね。俺だけがそう思ったのかもしれないと思って我慢してたけど仕事にまで影響したんだ。我慢の限界だよ」

「急にそんなこと言われたって、」

「言い訳はいいよ!早く俺の前から消えてくれ!マフィアの事を他人に話したら命はないと思えよ。自分が可愛い名前なら、この意味すぐわかるよね?」

俺は好きだった子に銃を向ける。名前は意味が分からないと言った顔で渋々ながら部屋を飛び出していった。
獄寺くんにたのんで守護者以外の部下に気づかれないよう名前を日本に返してもらった。
マフィアは絶対な信頼が大切だからね。ファミリーを抜ける=死なんだよ。だから、他の奴らにしられちゃ困るんだ。

「もう、二度と会いたくないな」

昔の彼女になら会いたいけど…

溺愛バイオレンス

(どうして俺が逃がしたかわかる?)
(きっと馬鹿な君には分からないだろうね)

(あんなになっても嫌いにはなれなかったんだよ)





あきゅろす。
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