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吹っ切れたは、




他にも傷ついた部下を見て。話した。
今、怪我を負っている部下は三日後の抗争には出させない。

「ボスっ!!」

生き生きとした声で後ろから私を呼んだのは元暴れん坊君か・・・

こいつ、本当に私より年上のなのかよ・・・

身長高いし。普通だけどさー

顔立ちもカッコいい方だとは思うけどな〜。
何であんな風に愛らしく幼く「ボス!」と言えるのかが不思議だ!

私と同じくらい家族を愛するルーは私がもっとも信頼できる部下で、獄寺の様に右腕に当たる。

「ルー。任務は?」

「ボスー。そのルーで訳すの止めてもらえないですかな?何か弱そうじゃん。」

「えー。可愛いじゃん。敬語が乱れてるぞ。」

「ああ、まぁ。しょうがない。」

「ああ、そう。」

堅苦しいのは嫌いだけどさ、何か開き直られるのもねぇ・・・

「で、どうしたの?」

「あ、そうだ!ボンゴレの部下が撤退しました!」

「撤退・・・」

・・・・。
そうかー撤退か。
外に居た奴等は片づけたから、増員をするのを辞めたのか。

一体何を考えているんだ?
ツナを敵に回すことはしたくなかったんだ!
ある意味雲雀や骸より恐ろしいぞ!

「ひとまず、休憩て事か・・・」

「・・・。」

私が会いに言ったことでツナの心が揺らいだのだろうか?
・・・そんな事あるわけないか。

「ボス、、同盟の件・・・どうするんですか?」

「ルー・・・。気になる?」

「なるに決まってんだろ!」

「怒るなよー」

短気だな!てのは、会えて言わないでおこう。

「受けない。」

「・・・そうか。」

「ルーは不満?」

「嫌、有里が決めた事だ。不満なんかない。」

「私はお前の意見を聞いたんだ。私の意見に賛成しろと言っていない。」

「!!」

聞きたい。部下の声が、
聞きたいんだ。
私がアルジェントを背負ってしまっていいのか!

「俺も合併は反対だ。有里をボンゴレに渡さない。」

「・・・ルー。」

「それが俺の意見だ。」

「ありがとう。」

ありがとう。
これで、心おきなく戦えるよ。
全力で、私はボンゴレと闘う。

「ルー、この戦いに不満がある奴は部屋に来るように言って。」

「ああ、だけど、、、」

「大丈夫。こんな時期に死ぬなんてありえないから。」

「だな!!了解!!」

きっと賛成派もいるだろ。
そんな部下を無理やり戦わせたくない。
殺されるつもりもない。
古株の人間はきっと私を殺すつもりで来るだろう。
母の味方の人間も私が邪魔に決まっている。

母にとって私はアルジェントにとって必要な人間であって、娘としてはいらないのだから。

人形になるなんてごめんだよ。
私は、貴方の娘なんだからさ、





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