「じゃあさ・・・。わざわざ、敵の眼に付かなくていいよ。遠くからアルジェントの屋敷を攻撃して。」 「Σ!!はいっ!」 あれ? 何か驚かせちゃった? 俺結構良い笑顔してたと思うんだけどな〜 ま、もう、この際人はどうでもいいよ。 城を壊そう。 アルジェントのいる場をなくせれば、 有里の居場所を此処にできれば。 ―-カツ、カツ 「「「「!!」」」」 ハイヒールの音。 ん? 「リボーンここら辺に愛人を入れるなって言っただろう!」 「ちげーぞ。俺はボンゴレに女をつれてきた事はねー。」 !! じゃあ・・・? 此処にいるのは、獄寺君、山本、俺、リボーン。 そうして、この部屋を今は談話室として守護者以外の立ち入りを禁止している。 警備も付けたはずだ・・・ それを通り抜けてこれるって事は、、、 「ちっ。」 リボーンが舌打ちをして銃を構える。 やっぱり敵としかありえない。 誰だ? 音は部屋の前で止まる。 ドアノブを開けるがカギを掛けたからあかず・・ ―-どがっ!!! 「「「!!」」」 ドアは見事に壊された。 「「えっ!?」」 パンパンと手を叩き木くずを避けて近づいてくる。 「はろー。ボンゴレ。」 俺達の眼の前に居たのは有里だ。 「や・・・やぁ。来るなら連絡してくれたらいいのに。」 「そっちも、部下の方々を向かわせるんだったら連絡してくれたらいいのに。思わず攻撃しちゃったよ。今はアルジェントの医務室でゆっくり休んでもらってる。」 彼女は殺気を出すリボーンの眼の前を普通に通り過ぎ。 ソファーに座る。 コートの様な服をスーツの上にはいている。 これが、アルジェントの正装なのか。 「ねぇ。」 「え!?」 有里があまりにもいつも通りだから驚いた。 まるで、4日前に見た彼女が嘘のようだ。 「お茶!此処は客が来たのに飲み物もだせないのー!」 そう言ってむすーとぶすくれる。 此処は店じゃねーよ。 |