「沢田綱吉・・・
いつまでこんなじれったい事してるんだい?」
雲雀さんも暴れるつもりですか・・・
「そうです十代目!
俺達が出てしまえばあんな雑魚ども一気にかたずけますよ!」
「駄目だよ。」
そう・・。
「それじゃあダメなんだ。」
「「「?」」」
彼女は気づいている。
俺らが本当はこんなことしたくないことくらい。
でも、彼女には返事を返すことができない理由がある・・・
だからこそ、今は動いちゃダメなんだ。
「駄目なんだ・・・
今は、彼女の動きをみないと。」
「まぁ。あと3日だよね。」
「ええ。その時は雲雀さんも頼みすよ。」
ふっ。と笑って雲雀さんは部屋から出ていった。
「あと・・・3日。」
彼女は、どうしているだろう・・・
大きな足音がして
―-バンっ
と、ドアが思いっきり開いて息切れをした部下が入って来る。
「ボス!ボンゴレ周辺にアルジェントは一人もいません!」
それは、思いもしなかったこと。
「!!じゃあ・・・。」
何故だ?
向こうは何をしている?
「しかし、アルジェントに向かわせた部下は一人も帰ってきません!!」
「ふっ。どうやら、向こうはファミリーを守る事を選んだな・・・。」
リボーンの一言ですべてが繋がる。
自分達の屋敷から出なければ問題はない・・
何故そこまでしてアルジェントを守るんだよ!
俺には、分からない・・・
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