私の前に出て、母の言葉に怒りを露わす部下。 「何故ですか!!貴方は!」 「何?私に意見でもあるのですか?」 「っ・・・。」 銃を向ける母親。 そう、私の部下に。 きっと彼なら、いとも簡単に殺せただろう。 私がいるから、彼は自由になれない。 私がいるから、彼らは逃げようとしない。 守ろうとする。 戦おうとする。 だから、ワタシも・・・。 --―-―‐がちゃっ これで、何度目だろう? 母に銃を向けるのは・・・ 「「!!」」 「母さん。 もう、彼らは私の部下なの。 貴方の望んだ通り私はボスになった、だから、私の部下を傷つける人間がいるのならば・・・。たとえ誰であろうと殺すから。」 そう、私はボスなの。 誰にも負けられない。 指図を受けない。 ファミリーを守っていくの。 彼らは私の部下で有り、 家族なのだから。 「あんた「今度は必ず息の根を止める」 母さんの言葉を遮り。 彼と共に救急室に行く。 「よかったのですか?お母様に・・・。」 「いいのよ。私はあの人の娘でいるよりもアルジェントのボスでありファミリーを守る方がいいから。」 そう言って微笑みかければ、彼は少し照れる。 |