−「ばいばい。」 外は寒くなり、 息を吐けば白くなる季節。 今日も俺は永遠に掴むことはできなかった平凡という日々から、非平凡の日常を繰り返す。 ―――――――・・・? なんだろう… この、違和感は? 「十代目。如何したんですか?」 「え、ああ。なんかさ、昔はマフィアのボスになんかなりたくないて言っていた俺が今は列記としたボンゴレファミリーのボスなんだなって思って。」 並盛のみんなと別れてから4年ぐらいたった… 「当たり前です!十代目以外にボンゴレのボスはいませんよ!」 「ありがとう。獄寺君。」 俺はマフィアのボスになるつもりなどサラサラなかった。 なかったのに、皆を守りたいと思う中こういう道に進んでいった。 中学生の時のクラスメートも、高校も今では懐かしい仲間達だ。 ま、ダメツナだったけど・・・ リボーンが来てからダメが少しずつみんなから抜けていった。 そうして、俺は高校を卒業するのと同時にイタリアに行き。 ボスを務めている。 誰も知る人はいない土地で、暮している。 もう、馴れたけどね。 でも、やっぱりマフィアの仕事は好きじゃない。 好きな人などいるのだろうか? こんな薄汚れた仕事に手を染める人間など、そこまでして壊したい日々などあるのだろうか・・・ 俺なんかさ、初恋も実らずだよ… 京子ちゃん今は大学に行って勉強してんのかな? ハルもイタリアに行くと言ったら泣いてたなー はぁー もう、俺達はあの頃には戻れないんだ… 「ツナ…?と、獄寺…?」 急に俺と獄寺君を呼んだ声。 俺達はすかさず反応して戦闘態勢に入った。 気配がなかった… しかし、声の主は中学、高校と一緒だった、女子だった。 |