ありのままの君でいて。 でも、そんなの無理なんだ。 屋敷に帰った俺は、彼女の調査を行った。 真実を知りたかった。 いや、確実にしたかったから・・・ 「どうやら君が思っていた通りのようだね。」 そう言って、俺の机に資料を置く雲雀さん。 昨日の事を俺は雲雀さんに情報収集してもらった。 こうゆうの雲雀さんが一番得意なんだよね。 「やっぱり・・・・」 一枚一枚資料をめくれば君の事が解っていく。 10年前君はアルジェントのボスになる事が嫌で家でした。 そうして、並盛でくらし俺達に会ったんだ。 アルジェントの跡継ぎは他にもいた。 しかし、すべて没だった。 大体候補では男性が優先される、一人は従兄の長男。 がしかし、部下からの信頼がないため没。 義理の家のお姉さん、お兄さん達家族はかたぎになり、行方をくらましている。 そして、彼女の義理の弟、は虫も殺せない臆病者。 彼女の姉は自分中心、罪を背負う強さもない。 従兄の妹は上と同じ。 そうして、残るは君。 母親と同じように負けん気が強く、悪知恵だけは働く。 そして、その包み込むような優しさから部下からの信頼もアツい。 一度姉と誘拐された事もあるが、すべて帰りうちにした。 そして、アルジェントのファミリーとして受け入れたらしい。 結いつ、親に逆らえる存在。 そして、匹敵する。 その制で、彼女は結いつの・・・ ボス候補だったのだ。 |