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ないと思ってた。





ねぇ          

君はこんなにもこの子達を悲しませてるんだよ?  


「全部捨てた。」

それはどう言う意味なの?

「お前らの制でねぇちゃんは僕達と居られないくなったんだぁ!!」

「え?」        

どうして、、?     
なんで彼女が?     
だって、君はアルジェントのボスでしょ。
ファミリーと居られない?

それは、、、、     
その汚れた自分を見せられないから?

それとも、自分でいられない事で悲しませてしまうのを知っていて、それに目を向けたくないから?

本当なの?

「どうしたの?」   

そう言って庭から出て来たのはさっきのお姉さんだった。

「やだ、みんな!ダメでしょ!」

そう言ってお姉さんは彼を俺から引きはがした。
みんなを俺から離れさして、理由を聞く。
彼はお姉さんに抱きついて、泣いている。

「すいません。この事は有里には黙っておいてください。」

そう言って頭を下げる。 

「いや、言うつもりなんてありませんよ。」

「ありがとうございます。」

のほほんとした人だ。  
裏向きではない。    

彼らもまた、、、    
そうだ、きっと一番最初に懸ってきた男の子は、きっと彼女の弟なのだろうか、、似ていた、どこか、キミに似ていたから、、、

どうみても二人ともマフィアのボス向きではない。
人なんか絶対傷つけられないだろう。
そんな度胸も、強さも持ち合わせていないはずだ。

「あの、有里はなんで、彼らと居られないんですか?」

そう聞くと、彼女は頭にクエスチョンがついたみたいに首をかしげて首を横に振る。
その姿わ、女の子らしさを漂わせるがぶっちゃけ俺はそんなことどうでもいい。         


早く教えろ感があふれていた。

「さぁ?解りません。このファミリーの事は妹が継いでいますが、母と父がまだ、後ろから動かしているんです。」 

あの、怒りよう。    
そうして、すべて理解した。





あきゅろす。
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