「ボス!いけません!」 そう言って部下が止める。 それは有里が自分の母にめがけて、撃ったからだ。 ギリギリはずしている。 技とか、本当なのか? 「有里!誰に向かっ「出てけ!」 冷たく、冷酷で、残酷な声。 有里は本気だ… 「有里!!いい加減にしなさい!「出てけ!!」 そう言って自分の母親に俺に向けた以上の殺気を向ける。 小母さんはお姉さんと一緒に部屋をあとにする。 「ごめん有里。ごめん」 そう泣いて謝るお姉さん。 その言葉に彼女は、「消えて」と、冷たく返す。 部下と少し会話をし、席に座る有里はとても哀しそうな感じがした。 一体、何が彼女におこったのだろう。 そうして口を開くリボーン。 「随分と手際がいいんだな」 「ええ。まぁね」 そう言ってまたもや、冷たく言葉を返す。 リボーンはその答えに二やりとまたも笑みを浮かべた。 「大した女だ俺の愛人にしてやろうか?」 「残念だけど貴方の愛人になるわけにはいかないな」 そう言って、有里も黒い笑みを浮かべる。 「面倒事は嫌いなの。」 彼女は言う。 きっとそこに居る誰もが気づいただろう。 彼女から、微かな華の香りと鉄の臭いがする事に。 君はあの短時間で、罪を犯したんだ。 |