空想生物辞典 なめ猫 1980年代初頭の日本で短期間流行した、暴走族風の身なりをした猫のこと。 正式名称は「全日本暴猫連合 なめんなよ」。そのキャッチフレーズが「なめんなよ」であったことから略され「なめ猫」となった。 初代のなめ猫グッズは、1980年から1982年まで発売された。 自動車の免許証風のブロマイド(1100万枚を売り上げた。「死ぬまで有効」、「なめられたら無効」等の表記でも有名)や文具等の各種グッズや写真集・レコードが発売されたが、マスコミや動物愛護団体から猫への虐待を疑う声が多く寄せられたことなどから発売中止となり、ブームは沈静化した。 写真撮影時に猫を立たせるために尻から割り箸を差し込んだ、という説がある。 また手術により針金を体内に埋め込んだという説もささやかれた。 実際には衣装に仕掛けがあり、猫の体に負担をかけないで立たせることが出来る(スタッフは皆猫の愛好家であり、ネコたちには最大限の配慮をしていた)。その後なめ猫たちはスタッフや希望者に引き取られたという。 [前へ][次へ] [戻る] |