規約
世界観・歴史
数百年前の遠い昔、異世界より現れた魔王が世界征服を企み全てを力で支配しようとしていた。
魔力で魔物を溢れさせ、町や村を次々と崩落させていく…もう世界が終わる、そう思われていた時ある一つの国が必死の抵抗を試みた。
現、王都アモル・エーテルヌスである。
当時はまだそれ程大きくはなかったが、立派な国の一つだった。王は勇者を集め、総勢十七人という少数精鋭の魔王討伐隊を編成し未開の地に眠る特殊な能力を秘めた武具を集めて抗った。
魔王討伐隊の中にはまだ幼い少年もいたが特殊な武具"デウス"の力もあり、戦闘能力はかなり優れていたりとバケモノ揃いのものである。
そして、魔王城に攻め入る手前…その中の十二人が怖気付いたのか城の前で待機すると言ったのだ。仕方なく残りの五人の勇者は魔王城へ突入し、無事五人とも生還して魔王の討伐を成し遂げた。
しかし魔王城の前へ出ると、手柄を立てられなかった十二人の勇者達は怖気付いて任務を放棄したという事実が広まる事を恐れ、瀕死の五人を殺害し自らの手柄として王都へ帰還したのだった。
その十二人が現在の王を支える円卓の騎士として即位した。十二名からなるその円卓の騎士は、王に富と名誉を与えられ自由に生きる権利を得たのだ。
その権利は数百年後の今にも続き、国家の上層部は欲望に塗れてしまう。
反発する王都の貧困層は力でねじ伏せられ成す術も無く死んでいくしかなかった…
当然、王都内ではレジスタンスと呼ばれる反逆者達が集まり今にも内戦を起こそうとしている。
そんな時、魔王城のあった地に新たな国の存在が明らかになった。いつからか、新しい魔王はエデンという名で国の拡大を始めていく。
その事を知った王は、この贅沢に生きていける環境を失う事を恐れ今再び魔王討伐隊を編成し始めている。
各地に魔物が蔓延り、王都は乱れ、魔王国には非道な者が集う…
そんな秩序という言葉が不似合いな世界で、あなたはどのような生き方をするのか。
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