A Short Story.
Let’s喧嘩☆
「あるぅ日」
「あるぅ日」
「街の中」
「街の中」
「ヤンキーに」
「ヤンキーに」
「「出会った!!」」
「歌ってんじゃねぇよ!!」
ありゃ、怒鳴られちった。テヘっ。
テヘってキモいね。自分でやってキモかった。
初めまして皆さん。私、桂田舞歌でーす!私ってガラじゃないからいつも通りうちって言わせて貰います。
うちは前々から予定してた『都会という都会を探検いや冒険し隊〜黄金の電柱を探して〜』を大親友の唯乃と実行していたんだけど、目の前にいるいかにもって感じのヤンキーが邪魔してるんだよね。
類は友を呼ぶというけどこんなのうちと全然違うよ!唯乃は正にうちと同類だけど。
あ、話がずれちゃった。誰だよずらしたの。……うちだよ!ってそんな事より目の前のヤンキーをどうにかしなきゃネ!
「歌ったっていいじゃないですか〜!」
「歌うのは人の勝手でしょ!」
「うるせぇな。ギャーギャー喚くなよ」
「ギャーギャー言ってないから!耳おかしいんじゃない!?」
「うちらが言ったのは、歌ったっていいじゃないですか〜!と歌うのは人の勝手でしょ!ですよ!」
「そんな事言ってんじゃねぇよ!!とりあえずホラっ」
と言いながら手を差し出すヤンキー1。なんの事かわからないから手のツボを押してあげた。うちってエラーイ!
「あっ、そこじゃなくてこっち…そこっ……って違うわボケェ!」
「えっ違うの?!何が?!」
「舞歌、手の平じゃなくて甲なんじゃない?」
「あー!そっかー!唯乃あったまいいー!」
「でしょー!!」
「ちげーよ!金だよ金。さっさと金よこせ。ったく手間掛けさせんじゃねぇよ、バーカ」
「「テメーに言われたくねーよバーカ。テメーらなんかにやる金なんざ持ち合わせてないんじゃボケェ。こちとら所持金2人合わせて152円しか持っとらんのじゃ。少しは考えろ。つーか目を養え、目を。んで、もっと金持ってそうな奴から奪え。クソヤロー!!」」
「なんだとぉ!!」
「待て」
今にも殴りかかろうとするヤンキー1を止めるヤンキー2。
「お前たちの言う通りだ。次はお前らのような奴じゃなく、金持ってそうなイイ女捕まえるからよ」
その後「行くぞ」とか言ってヤンキー1を引っ張っていこうとするヤンキー2。しかーしちょっと気になる事が。
「ちょっと待て…。うちらよりイイ女ぁ〜?あぁ?」
「「こんなイイ女捕まえてうちらよりイイ女って…いるわけないだろ!!」」
「テメーらよりイイ女は山ほどいるんだよ!!」
「「なんだとー!テメーの目は節穴かぁ!?眼科行けよ!うちら滅茶苦茶イイ女だろうがゴルァァァ!」」

収集つかない…。

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