A Short Story.
はな
一輪の花がありました。

花はとても綺麗な赤い色をしていました。

花にはよく綺麗な羽を持つ蝶などの虫が蜜を吸いにやってきました。

花はそれらを愛していました。

次の季節がやってきました。

花には生きにくい季節になりました。

花びらは赤から茶に変わっていきました。

虫達もやってこなくなりました。

花は枯れました。

花は死にました。

でも、

花の咲いていた根元には、

小さな命が

生まれていました。

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あきゅろす。
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