NandS
其の6
大量にハーゲ〇ダッ〇を頬張り頬を膨らましている七海にゲンナリしつつ誠一は聞いた。
「何で、七海が俺んとこの学校にいるんだぁ?」
「んなにょ、ひゅうかふひたはらに、ひまってるへひょ(注:そんなの、入学したからに、決まってるでしょ)」
「あー。うん。わかった。とりあえず食え」
もぐもぐしたまま答える七海。何を言っているのかサッパリわからない。
「んっ!…………フー」
ハーゲ〇ダッ〇を飲み込んだ七海が息を吐いた。
「なぁ、七海。何でお前が俺の学校に来たんだぁ?レベル低すぎだろ、お前じゃ」
「まぁね。でも仕事を円滑に進めるには同じ学校の方が効率がいいでしょ。去年は全然出来なかったじゃない、今年は稼ぐわよ〜」
「あぁ、サイデスカ」
呆れるより先に疲れが誠一を襲う。
 誠一はそのまま目の色が¥マークに変わった七海をただ眺めるだけに止めた。

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