●そんなこんな小話●
ある夏の日のお話(その3)
【真夜中。真っ暗なリビングの中に、二人の足音だけが響く】
マロン「影もおトイレ使うでしょ?次どーぞ」
影虎「うん、ありがとー」
【影虎は水飲みから離れ、トイレに足を向けた】
?「……ぃ……、……しい…」
影虎・マロン「「!!!!!」」
影虎「…ま!マロン?!なんか…言った?……」
マロン「いっ…いってないわよ…?!影、じゃ、ない、の…?」
影虎「う、ぉ、…俺じゃ、ないよ、」
?「…うぅ…苦しい…苦し…い……」
影虎・マロン「「ぎぃぃゃゃゃあああああぁぁぁぁーーっ!!!!!」」
がしゃーん!
ごしゃーん!!
ばしゃーん!!!
【パチン、とリビングに電気がつく】
のぞみ「……んもー、こんな夜中になぁに〜?;」
?(真弓)「うぅ……苦しい…お酒飲み過ぎ…た……」
【キッチン。シンクにもたれかかるように、真弓が居た】
のぞみ「アルコール弱いのに付き合ってくるからだよ。…って、スポドリ飲んだの!?お酒まわるに決まってるじゃん!」
真弓「うぅぅぅ…スッキリすると思ったのよぅ…」
【と、のぞみ、リビングとキッチンの異変に気づく】
のぞみ「……お母さん…これ、お母さんがしたの?」
真弓「え?…お母さんは、ずっとここにいたわよ…?…何か…音がしたみたいだったけど…」
のぞみ「…………………」
【のぞみが見たのは、物という物が、床に散らばっているという部屋の惨状だった】
【そして次の日】
コージ「影くーん、マーロンー!;」
のぞみ「何処行ったのよ、2人ともーー!」
【影虎とマロンは行方不明になっていた】
ふーこ「んー、お部屋の中にいるはずなんだけど…」
のぞみ「ったくー!これから『心霊特集』見るの禁止!分かった?!」
コージ・ふーこ・ミドリさん「「「はーい…」」」
【影虎とマロンは、昼過ぎになってようやく、冷蔵庫の後ろから出て来たそうな】
※※※※※※※
大惨事…(笑)
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