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●そんなこんな小話●
ある夏の日のお話(その1)

【ある夏の日、お昼】
【留守番中の飯原家の動物達は、いつものようにテレビを見ている】
【季節柄か「心霊特集」が放送されていた】

ナレーション「真夜中…誰もいないはずの部屋から…
女の声が聞こえてくるのです……

『……苦しい…、苦しい……』と……!!!」



コージ・影虎「「ぎゃぁぁあぁぁああああ!!!!!」」


【マロン、力の限り影虎とコージをばちこーん叩き】

マロン「Σ2人ともうるさいーっ!」

影虎「だだだだだだって!誰もいないんだよ!なのに何で何で何で何で!」
コージ「うわぁぁお化けだー!お化けがでたんだよー!」
(2人同時に)

マロン「お化けなんているはずないでしょ?!何言ってんのよ!」

影虎「じゃあ何で声がするんだよ!」

コージ「そうだよ、女の人のお化けが出たんだよーっ!うぇぇ怖いよう〜〜〜」



【マロンを巻き込んで大騒ぎのコージと影虎】
【そんな様子を、ふーことミドリさんは輪の外から眺めていた】

ふーこ「うふふ、コージになってもお化けが怖いのねぇ」

ミドリさん「そうだね、変わらないんだね」


【ふーことミドリさんは、同じことを思っていた】

ふーこ「…生まれ変わりって、お化けの延長なのかしらね…」

ミドリさん「…うーん…生まれ変わりというか、本人の場合ってどうなるんだろうね…」

ふーこ「じゃあコージはお化けなのかしら?!」

ミドリさん「それも何だか違うような…。幸次がコージで…コージはそこにいるから…うーん…」

ふーこ「そうねぇ、世界はまだまだ不思議がいっぱいねぇ」

ミドリさん「そうだね、不思議がいっぱいだねぇ」


【そんな彼らは今、その世界の不思議で、幸せな日々を過ごしているのであった】



コージ「お化け怖いー;夜寝れなかったらどうしようぉぉーーーー;;」

※※※※※※※
コージ(幸次)と影虎はお化けが苦手。

でも、もしもお化けに襲われるようなコトがあれば
コージ(幸次)も影虎も一応立ち向かうのです。

泣きながら(←




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あきゅろす。
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