end
いまならすべてを愛せる気がする!
それでも月を追う
わたしはあの薄明に恋をする
ぬくもりは誰のものか忘れてしまった
あなたは世界を孕む
なぜひとつになれないの?(肉体が邪魔をする)
僕の地獄へ引き込んであげる!
すべて世界はきみの手のなか
私がいないじゃない!
あたまのなかに地獄があるんだ
僕に世界はつくれないけど
鳥を掴む手
ごめんなさい文字が読めない
わたしは 肉に なりたい
赤の絶叫
退廃する白
黒は優しい博愛主義者
視界すべて緑
青に沈む
橙が目を刺す
黄色い太陽
愛は七色
葬儀参列
巡り巡ってまた此処で
曇天の歌い手
晴天に散る
雨を貫く!
雪の一生
瑠璃色の静脈
諦念に行着く
薄暮
高坏に首に
進化の痛み
退化の安寧
停滞の死
かえらない日の後悔
甘やかな肉の下

終わりのない
割れた鏡のなか
林檎をください
喉ならあげるよ
涙が酸になって
痛いばかりの海を泳ぐ
世界が終わるのを夢みてる
終わりのない螺旋
売約済みの薬指
繭のまま腐る
君のすべてに触れたので
(これは僕の夢です)
少しだけずれたまま
捨てるばかりの選択
君がくれたもの
触れた指先から怪我をする
さいごの世界

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