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銀魂
嫉妬による悲しみ(沖→新) #
『純粋な優しさとその裏』の続きになってます。


「沖田さん!?何してんですか!!」
部屋に入った途端、沖田は新八を壁に押し付けた。
そして新八の制止を聞かず、袴に手を掛ける。
「!?」
慌てた新八は暴れだす。
パシンッ
暴れだした新八を平手打ちすると、沖田は新八に足払いを掛け、そのままの勢いで床に押し倒した。
「いッ」
痛がる新八は無視して懐から手錠を取り出すと新八の両手首を側の柱に拘束した。
「何す…」
新八の顔に恐怖が浮かぶ。

沖田は新八の髪を掴むと引き摺り起こし、その場に跪かせた。
「旦那なんて忘れるくれェ気持ち良くしてやるよ。だが、まず手始めに…」
ズボンのチャックを下ろすと萎えた自身を取り出す。
「舐めろ。歯ァ立てたらテメェの踏み潰してやる」
嫌がる新八の前に膝をつき、口を抉じ開けると自身を捩じ込んだ。

「舐めろよ。舌使って。それとも痛くされてぇのか?」
膝を新八の股間へ移動させ、体重をかける。
「ーッ!!」
新八が沖田をくわえたまま頭を左右に振った。
「ッ…。それいいな。もっとヤれよ」
強弱をつけて新八の股間を踏みつけると、段々堅くなってくる。
「ふッ…んッ…」
「はッ。踏まれて感じるなんざ、とんだ淫乱野郎だな。…自分だけ気持ちよくなってんじゃねェや」
焦れた沖田は、再び新八の髪を掴むと腰を振りだした。
「かはッ…ふ…」
「…ッ。イく…」
限界を訴えると、沖田は自身を引き抜き、数度扱いた。 
「くッ…」
そしてそのまま新八の顔に欲望を吐き出した。

「ははッ…やらしいねィ。顔から俺のが滴ってらァ」
沖田は自分の足の下のモノが堅くなったままなことに気づくと、新八に膝を立てて座らせ、足を割り開いて間に体を滑り込ませた。
「アンタのも楽にしてやりまさァ」
新八の袴を緩め、新八自身を取り出すと躊躇うことなく口に含んだ。
そして丹念に舐めあげ、たまに指で扱きながら新八を絶頂へと導いた。

「…ッ…はァッ…!」
小さな身震いと共に、新八は絶頂を迎える。
その精液を指に絡めとると新八の孔の回りに丁寧に塗り始めた。
「お…きた…さん?何を…」
「ブッ飛ぶくれぇ気持ちよくしてやるよ…」
そう言うと、新八が口を開く前に指を一本捩じ込んだ。
「ぅああぁあぁ!!」
目に涙を溜めて頭を振り回す。
「すぐ楽になるから、落ち着けよ」
少しずつ、少しずつ指を動かしていくと、新八の声が痛みを耐える悲鳴のようなものから快楽を殺す喘ぎに変わっていった。
1本ずつ指を増やす。
そして3本になったところで胎内の指を一斉に動かし始めた。

「ぁ…ッは…」
厭らしい水音と艶やかな喘ぎが部屋に響く。
「確か…この辺だと思うんだがねィ…」
沖田は指を曲げて壁を引っ掻いた。
「ひぁッ」
新八が自分の声に驚いて目を見開く。
「何…」
「此処は前立腺っつって…簡単に言やァ気持ちいい所でィ」
沖田は執拗に前立腺を擦り、再び新八を追い詰めていく。
「ぁッ…銀さ…ッ」
「!」
無意識に新八が発した言葉に、目を見開いた。
思わず手の動きを止める。
新八は気づいていないのか、苦しそうに頭を振った。
「イかせて…ッ」

「俺は…俺は旦那じゃねェ…!」
「ぇ…?」
沖田は指を引き抜くと猛った自身で貫いた。
「ひああぁあッ!!」
その衝撃で新八は絶頂に達した。
「俺は旦那じゃねェ…俺は沖田総悟だ…ッ」
うわ言のように繰り返しながら、沖田は両手で新八の腰を掴み激しく揺さぶる。
「ひ…ゃ…ッ。沖田さん…ッやめ…ッ」
イッたばかりで敏感な新八は、もう天を向き震えている。
先端からは蜜をだらだらと流していた。

「ごめ、なさ…ごめ…ッさぃ…ごめんなさい…ッ」
瞳からぼろぼろと涙を溢しながら訴える。
そんな新八には見向きもせず、沖田は快楽を追った。
「…ッ…イく…」
ぶるりと震えると新八のナカへ欲望を注ぎ込んだ。
「ふぁ…」
新八も少量ながら精液を吐き出す。
そしてそのまま意識を手放した。

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目が覚めると新八の身なりはきちんと整えられていた。
「…沖田さん」
「…目が覚めたかィ」
ゆっくりと身を起こすと沖田の方へ顔を向ける。
「あの…」
「さっさと帰りなせェ」
振り向きもせずに沖田はそう言い捨てた。
新八は黙って立ち上がると沖田に背を向けた。

「…あ」
新八が部屋の扉に手をかけたとき、沖田が思い出したように口を開く。
「また明日も此処へ来なせェよ」
「え…」
ゆっくり振り向き、新八と目を合わせるとニヤリと笑う。
「旦那に今日のことをバラされたくなけりゃあ、明日も来なせェ」


―――新八の、地獄が始まる。


本サイト初の裏。
続き物。完結です。

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