[携帯モード] [URL送信]
4月25日
俺は今、とある波止場にいる。



どこかは、誰にも絶対教えない。







俺達の、場所。










写真と全く同じ。

何ひとつ変わっていない。













今のこの時間ではないが現実に、ユカはこの場所にいたのだ。













脳裏に焼き付いて離れないその無機質なコンクリートに寝そべり、



彼女の血液や体液を吸い込んだであろう場所に口付けし、






更に上から、自分の涙を染み込ませた。
[次の章へ]

[前へ]

第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
無料HPエムペ!