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6月30日
雨にうんざりしながら帰ろうとしたら、キョーコがビルの前で待っていた。



「何か用?」

「謝ろうと思って。」

「いいよ、別に。怒ってなんかいないし。」

「でも、私…。」

「なにより終わった事だよ。」



手を振り、俺は家に向かって歩き出した。

追いかけて来る事はしなかった。



思っていたよりうっとーしい女じゃなくて良かった。

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