罪悪感はあるけれど 『あ〜ちょっと、アナタが圏外ってどういう事?結構ロングプレイがお好みなのかしらね? メール見なさい、タカ!』 アーヤサンだ。 『明日来るのか来ないのか、それだけ早急に連絡しなさい。こんなに穴開けるなんて、アナタ近頃どうしたの?』 恐らく…今までもそして今日も、仕事は早退してたのだろう。 …余りの痛みに。 留守電の時刻は、全て私がバイト中のものだった。 明日の事も、きっと仕事に違いない。 どうしよう…、私アーヤサンの連絡先、知らないよ。 病院に電話してアッケに繋いでもらうか。 でも、ダメ。絶対安静と言われている。電話口に来るだけでも、かなりの負担になってしまう…。 そうだ、アッケのパソコン! アーヤサンとメールのやり取りをしているはず。 とりあえず夕飯をチンして子供たちを座らせ、私はパソコンの電源を入れた。 受信フォルダの1件目、あっさり見つかった。 未読メール。 しかし開かなきゃ、アドレスが出て来ない。 非常に後ろめたかったが、私は開いた。 内容は、仕事の事と…。 [前へ][次へ] |