永遠は、ない 「ホレ、機嫌直せって。コアラ行くぞ〜、コアラ!」 私別に、怒ってるんじゃないんだけどな…。 重荷には思われたくない反面、 ありのままの私を受け入れてくれた事が嬉しくて。 でもそれはきっと、負担になってしまってる訳で…。 とにかく、悪いのは私。 つまり自己嫌悪に陥ってるだけ。 それなのに…謝ってくれたり優しくしてくれるのが嬉しくて、 で、結局またそんな自分に自己嫌悪。 …。 ダメじゃん。 「あ、そだ。アイス買ってやろっか?」 ご機嫌取りのその方法に、私は笑った。 「子供じゃないんだから。」 「俺から見りゃ、まだまだガキだね〜。」 …それはそうだろうなぁ。 勝手に妄想して、勝手に泣いてて。 あ。私、頭悪い…。 分かってはいるんだけど。 どうしてもココにいると、意識してしまう。 アッケはいつまで、私の隣にいてくれるのかな。 避けられない別れが来る日は、いつなのかな。 「アイス〜!」 いやしんぼが走り出したから私は慌てて、彼の手を離す。 まだそこに居るという安心感から。 [前へ][次へ] |