広〜い!! アッケは持って来た変圧器を取出し、ノートパソコンを起動。 「メルボルンのホテルは部屋に設置されていたのにネ。」 「コンドミニアムにあるはずねェよ。」 そして簡単に計画を立ててくれた。 エアーズロックは国内線で往復出来るし、コアラを抱っこ出来る動物園もそこら中にある。 と言う訳で、観光のメインはシドニー。 アッケが『どっちでもいい』と言っていたオペラハウスがある。 「夜景が綺麗なんだよな。1泊すっか。」 「日帰りで充分だよ〜。」 聖菜ちゃんがソファからアッケに声をかける。 多分、遠慮してるんだろうな。 「ま、適当に決めちまうゎ。」 アッケはパソコンの画面を切り替え、カタカタ打ち始める。 「何してるの?」 「国内線のチケットとホテルの予約〜。」 やっぱりシドニーへも飛行機なの!? 私は修学旅行で初めて、羽田から那覇までの飛行機に乗った。 そういう特別な時に乗るものだ、というイメージが強い。 「国土は日本の20倍以上だからな〜。時間もったいねェし。」 [前へ][次へ] |