…老化現象?
「まぁ、若いつもりでもね〜。」
「うっせ、年寄り扱いすんなゃ!」
「実際、イイ年ですから。」
「言うなっつーの!チキショ、俺も年取ったなぁ〜…。」
缶ビール片手に、落ち込んでいる。
「…ね、アッケ。」
「んァ?」
ビールの缶をくわえて、シンナー吸ってるみたい。
…じゃなくて。
「もう、無理きかない年なんじゃん?」
「うっわ、最悪!お前、マジ最悪!!失礼だな、ナメんなっつーの!」
彼は笑っていた。
「俺ァまだまだ働けまーすよーだ。」
空き缶を捨てに行き、もう1本冷蔵庫から持って来た。
「…仕事は、しててもらわなきゃ困るけど。」
「ハイハイ、馬車馬のように働きまーすよーだ。」
「違うよ!何言ってるの!?」
「…は?」
いきなり怒り出した私に、ぽかんとしている。
「お願い、仕事変えてよ!」
彼からしたら、何の脈絡もない話し。
驚いているというより、訳が分からないといった顔している。
「…へ、あぁ、腰か?
ま、次は切開すりゃ済む話しだべよ?
んな深刻な事じゃねェって。」
アーヤサンに何も言われてなければ、私はアッケの言いなりになっている。
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