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眠くなる方法とは
私はそれを、手に取る。

今もテレビでガンガンCMしている人気の最新機種だ。


今日、買いに行ったのカナ。

…今日買ったんなら着信もメールもそんなにないよネ。



でも見ちゃ、ダメでしょ。うん。

…ダメだよ。

ダメ。



分かってる!!






その時、ピリリリッと、その携帯が鳴った。

私は物凄く驚いて膝の上に落とす。



サブディスプレイを見ると、

『アーヤ』

と出ている。




私は急いで寝室へ行き、「電話だよ」と、アッケに手渡した。


雑誌を読んでいた彼はサンキュと受け取り、電話に出る。

「あ〜い?あァ。
…はぁ〜?…んで、結局何時に行きゃいーんよ?

はいよ〜、了解。」


電話を切ったアッケに、

「明日、アーヤサンと仕事なんだ?」

と聞いた。


「あァ。
…ところで、ヒトミたん。俺、全っ然眠くないんだが。」

「まだ9時過ぎだもん。

電気消して横になってれば、そのうち眠くなるんじゃん?」

「寝かし付けて〜。」

「どっちが子供なんだか。」




「つかサ。

体力消耗させて〜。」





イイケド…。

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