お休み
今日は月曜日。
目覚ましを止め、学校行かなきゃ…、と怠い体を無理矢理起こしベッドから出た。
隣にアッケはいない。
もう仕事行っちゃったのカナ。午後からって言ってたような記憶だけど、変更になるのは良くある事だ。
リビングに行くと、アッケはいた。朝ご飯の支度をしてくれていたのだ。
「ん、大丈夫か?熱、計んな。」
ピピっと鳴った体温計を見ると、37.4℃。
「休みだな。病院行くか?今ならまだ時間あんから。」
「いいよ、寝てれば大丈夫。風邪とかじゃないし。」
「そ?今日はバイトだっけか?」
「うん…。」
龍二には俺から連絡しといてやると言い、テーブルを整えた。
「あ、食欲ねェか?無理して食わんくていいからな。」
私はトーストを半分だけ食べた。
アッケは洗い物をしながら、ソファにいる私に「ベッドで寝なさいよ」と、声をかける。
「…だって、もうすぐ仕事行っちゃうんじゃん?」
「今日は終わんの早ェからさ。夕方には、帰って来れると思う。」
「そっか、良かった。」
「夕飯も俺が作るからサ。」
別に、家事をしなくていいから『良かった』って言ったんじゃないんだよ。
[次へ]
無料HPエムペ!