今、したいコト
実際には肩車ではなく、抱っこしてくれた。
彼の首にしがみつき、同じ高さの視線。
パレードは良く見えた。
「スゴイね、綺麗だね。」
「あぁ、お前と来れて良かった。」
私は、彼の長い髪に顔を埋める。
アッケは、よっと私を抱き直しながら
「そんなん、後でしなさいよ。
ちゃんと見とけ見とけ〜。」
「…うん。」
顔を上げると当然、アッケの顔がすぐ側にある。
私はそれがやけに嬉しくなって、彼の頬にキスをした。
「後に、すりゃいいのにな。俺ら。」
彼はそう言いながらパレードがちょうど目の前を通過する時、私たちは
ずっとキスしてた。
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