意外とコドモ
アッケは笑いながら、
「気にすんなや、そんな小せェ事。」
「でも、…ま、いっか〜!!」
快調に車は、高速を走る。
ディズニーランドは私が思っていたより近く、お昼過ぎには到着した。
GW前の週末だからか、ディズニーランドにしては空いている。
「アッケ、ここ何回目?」
腕を組みながら聞いてみた。
きっと今まで、女の子とたくさん来たんだろうな。
「ん、俺初めて。」
彼は物珍しげに、辺りをきょろきょろ見ている。
「ウっソ!?」
「ホントだよ、興味なかったから。」
あ、スゲー!プーさんだプーさん、生プーだ!!
と、前方を指差した。
…生プー、…て。
子供達が、一緒に写真を撮っている。
アッケは立ち止まり、
「あれって、年齢制限あんのか?」
と、真剣な顔して聞いて来た。
「ないと思うケド。恥ずか…」
アッケは私にデジカメを手渡し、子供達に紛れて順番を待つ…。
「ホレ、撮って撮って!」
楽しそうにプーさんと肩を組み、ピースしてる。
私は苦笑いしつつ撮ろうとしたら、スタッフの人が
「ご一緒にどうぞ。」
と、笑顔で声をかけてくれた。
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