何が起こってる?
アッケの携帯だ。
別にどんな時間だろうと、珍しい事ではない。
「…ん?」
アッケは不思議そうな顔で充電器から外し、リビングに向かった。
「もし?どうした…」
目が覚めた私も、何か飲もうとくっついて行った。
「…はッ!?」
冷蔵庫に向かう私の、腕を掴んだ。
「ちょ、ちょと待て落ち着いて!セーナちゃん!!説明して、説明!!!」
聖菜ちゃんからなの?
…こんな時間に?
「わ、分かった。分かった、頼む、落ち着いてくれ!意味分かんねェよ!!」
なんかあったの!?
私はアッケの顔を覗き込んだ。
しかし彼の視線は、空中を泳いでいる。
「…。」
アッケは口を開けたまま無言で、青ざめていた。
彼がやっと言った言葉は、
「どこ…、病院…。」
だった。
…病院!?
聖菜ちゃん、どうしたの!!?
「龍二…が、心臓発作で…。」
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