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幼なじみ
「やっぱ着物はいいねぇ。なんか安全運転しなきゃ、って気になるよ〜。」

紫亘サンは笑いながら、そう言った。



しかしホントにアッケに似ているなぁ…。

「何言ってんだ、俺の方がイイ男でしょ!
悔しいのは、アイツのが3a背が高いんだよな〜。」

へぇ〜!


アッケと紫亘サンで決定的に違うのは、彼はタバコを吸わない。

「ずっと地区でバスケやってんしね。仕事も肉体労働だしサ。」

私は、龍二サンちに車を停めているあの先輩を思い出した。

「あぁ、レイちゃん?アイツは下手の横好きだぁな〜。
中学で一応キャプテンやってたけど、新入生の龍二のが全然上手かった。」

「龍二サン、上手かったんだ?」

「運動神経、良かったからね。」


良かっ『た』??


「不摂生がたたって目が…ね。視力めちゃくちゃ悪ィんだ、今じゃ。
コンタクトも眼鏡もしてねェと、平気で壁にぶつかんよ。龍二。」

そんなに悪いんだ…。



「あ〜そうだ!龍二で思い出したけどよ、面白い話し教えちゃる。

絶対アイツに言うなよ、マジ切れすんから!」






アッケの、ものすごい秘密を聞いてしまった!!!!

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