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活力
「最近、綺麗にしてんなァ。でもお前、あんま無理すんなよ。」

何日か振りに会ったアッケに言われた。

「違うの、友梨恵サンが来てくれてるんだよ。
私、ひとりじゃ全然無理…。」

彼女も忙しいのに、週2〜3回萌香ちゃんを連れて来てくれてるのだ。

「あぁ、番長なら家事も育児もエキスパートだもんなァ!」


確かに、家事をこなすスピードは私とは比べものにならない。
私、ダメダメじゃん…。


しょんぼりしている私に気付いたのか、アッケは

「あの人が何年、主婦やってんと思ってんだよ。それこそ、お前がこんな赤ん坊ん時からだぜ?
甘えとけ、甘えとけ!」

と、笑った。





「お前には負担になってんだろうけどサ…。

里帰りしないで、ここにいてくれて嬉しいよ。」


アッケは私に優しくキスした。

「…そう?」

「そりゃそうだよ!連日寝顔でも、お前たちが家にいるから『あぁ、明日も頑張ろう』って気になるんだ。俺ァ。」




ちょっと、泣いてしまった。
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