まだまだ未熟
正直、日々追われる様に生活していた。
洗濯物や洗い物は溜り、育児だけで私は精一杯。
もちろん、アッケは昼夜問わずお仕事。
クソ忙しい中、私の携帯が鳴る。
メールならシカトだが、電話だった。
『あ、もしもし?今日、1時からでいいんだよね?』
友梨恵サンだ。
「…え?」
『検診でしょ?アタシ一緒に行くって言ったじゃん。』
「…っあぁあーッ!!」
全っ然、忘れてた!
今から行くわ、と友梨恵サンは笑い、電話を切った。
何持ってくんだっけ!?プリント、どこ!?
ちょうどお腹を空かせた尊命が泣き、連鎖反応で神威まで泣き出した。
ちょっと待っててよ、んもー!
友梨恵サンは1時間くらいで到着した。
「まだ時間あるから家の事やってあげるよ。」
彼女はさすがベテラン主婦。
キッチンを片づけ洗濯機を回し、布団を干して掃除機までかけてくれた。
「ゴメンなさい…。」
何も出来てない自分が情けない。
「首座って、おんぶ出来るようになるまではね〜。
あ、でもふたりは背負えないか。
ま〜、半年もすればまとめて寝てくれるようになるし!頑張んな!!」
ハイ…。
検診の結果は上々。順調に育ってました!
とりあえず、ひと安心。
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