出産と言えば…
更に3日後。
上の子は保育器から出て、昼間だけ私の隣のベビーベッドに来る事になった。
アッケは大喜びで、面会に来た。
「んだこりゃ、超ちっちぇ〜!」
初めて抱く我が子。
「ヤっベ、超可愛い。すンげー可愛い…。」
笑っている様にも、泣きそうになっている様にも見える。
心の底から喜んでいてくれてる。
しみじみと、幸せを噛み締めた。
彼の愛情と、なんとか無事産まれた子供たち…。
本当に、幸せ。
「そういやサ、龍二泣いてたぞ。」
「えッ!?」
私が大声を出したため、息子は目を覚まして泣いてしまった。
アッケはあやしながら、
「感動したのと、フラッシュバックしたのと、色々だろうな。」
少し複雑そうな顔をしながら、そう言った。
優花サンも、こうして子供を産んだのだろうか…。
ひとりで…。
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