ちっちゃいなぁ…
2日後から、上の子の授乳が始まった。
この病院は基本は母子同室だが、私は違う。
保育器のある、ナースステーションの横の部屋に呼ばれて授乳する。
看護士さんの指導の元、おむつ交換を教わった。
産着を開けると、折れそうな程の細い足。
「足は引っ張っちゃダメよ。お尻を持ち上げてね。」
恐るおそる、おむつのテープを剥がす。
あ、ホントに男のコだ…。
それが済むと、まだ出ないおっぱいをくわえさせる。
しばらくして焦れたのか、元気良く泣き出した。
「あら、元気ねぇ!この様子じゃ、すぐ保育器出れるかもね。」
そうなんだ、良かった…。
看護士さんが調乳してくれたミルクも、あっという間に飲み干す。
「もうないって、怒ってるみたいね。白湯あげましょうか。」
ミルクは体重に合わせて、規定量しかあげれない。
消化不良を起こす可能性があるからだ。
「母乳ならたくさんあげていいのよ。後でおっぱいのマッサージしましょうね。」
マッサージはとても痛かった。
でも、我慢我慢!!
涙を流しながら耐える。
その後、保育器の中でスヤスヤ眠る下の子に触れた。
「色、白いですね。」
上の子は正に『赤ちゃん』って言われる通り、肌の色は赤い。
「低体温だからね。」
白いのは、血液が巡ってないからなんだ…。
美白ちゃんだ、と思ってしまった自分。反省。
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