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戦闘開始
アッケは怒って出て行った。
変わりにすぐ龍二サンが来てくれたが、

「君達、こんな時にケンカするなよ!」

と、たしなめられた。


しかし私には、本当に余裕なんかない。

「いいから、さすって!!」



もう何様だってカンジ、自分。
頭じゃ分かっていても、どうにもならない程痛い。



夜8時。

面会時間終了のアナウンスが流れた時、看護士さんに「付き添いの方はおかえり下さい」と、言われてしまった。





私はこれから一晩中、ひとりでこの痛みと戦う。

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