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つッかえねぇ〜!!
「ね、お願い!腰さすって、腰〜!!」

「え!?こう!?」


私は龍二サンをコキ使った。

喉が乾いたとか、アッケは何時くらいになるか聞いてとか、とにかく下僕扱い。


「ぅあ〜、また来たぁあ〜!痛いぃ〜、痛いぃ〜!!」

しかし、私の子宮口は4〜5aらしい。


「明日の朝かしら〜。」

看護士さんの言葉に、気が遠くなる思いだ。





夕方になり、やっとアッケが来た。
しかし話しをする余裕などなく、変わりに龍二サンが状況を説明してくれた。

「サンキュ!悪かったな、お前も夜仕事なのに。」

「大丈夫だよ。じゃ、俺しばらくロビーにいるから。」


その後、看護士さんが様子を見に来てくれた時「旦那さんが入れ変わってる」と笑っていた。

「いや、俺の友達っスよ〜。」



アッケは私の陣痛を和らげようと必死に腰をさすってくれているが、

「へったクソ!!痛い痛いぃ〜!!!」

「あぁ!?」

「もういい!龍二サン呼んで!!」

「んだテメェ!」

「役立たず!早くしてよ〜!!」


ケンカしてしまった。

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