[携帯モード] [URL送信]
進む道、目指す方向
アッケの事故から1年が経った。

この頃になるとみんな受験やら就職やら、既に忙しそう。


私はちょっと取り残された気分になりつつも、マイペース。







「ヒトミは、大学行かないよね?」

「うん。」

遥が塾まで時間があるからと、マックでまったり。

「就職も…、しないよね。専業主婦か〜。」

「ある意味、超〜忙しくなるかもね!私。」

「え?そうなの?」


「うん。

寝るどころか、休む暇もないって聞いた。」





「…あ!もしかして、それって!?」

「うん。赤ちゃん、欲しいんだ。」

「へぇえ〜!いいな〜、スゴーイ!!
なんかめっちゃ羨ましい〜。」

「遥は、まず相手探さないとね〜。」

「そうなんだよね〜。
…って、うるさい!」



遥は尚登クンといつの間にか別れていて、それからずっと彼氏を作らない。

結構経つらしいけど、まだ引きずってるのカナ…。







「でもね、無駄な恋なんてないと思うよ。得たものは必ずあるでしょ?

だから、無駄だった訳ないじゃん?」


「得たもの、か…。

うん、そうだね。」


大学でいい男探そ〜っと!と、遥は明るく笑った。

[前へ][次へ]

第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
無料HPエムペ!