『自身』は何番目?
「俺の子供が見つかった時、不憫過ぎるって。」
父親が自殺なんて。
だったらお前の子供は、俺を恨みながら生きればいいんだ。
父親を殺した、俺を。
「本気だったよ、あの時の曙覧は。」
「…なんで。」
「ん?」
「どうしてアッケは、人の事ばっかりなの…?」
「そういう性分なんだろうな。
そうとしか、言いようがないと思うよ。」
「…バカだよ。」
「今さら!?」
龍二サンは爆笑した。
「大バカだよ。アッケ。」
「いや、超馬鹿!」
「MAXバカだ〜!!」
「世界一の馬鹿!!」
ひとしきり龍二サンと笑った後、
「そんなアッケが私…、
超、MAX、世界一、
大好き。」
と言った。
龍二サンは微笑みながら、
「それは、本人に言ってあげて。」
と言ってくれた。
私はひとりで病室に戻り、アッケに謝った。
「んだ、気持ち悪ィ。
3日ぐらい来ないと思ってたぜ、俺ぁ!」
笑って、許してくれた。
ダメだなぁ…私って。
ホント。
こんなに近くにいて、全然アッケの事理解してないみたい…。
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