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なんで気が付かなかったんだろ
翌日も、やはり医師同行の元、アッケに触れる。


「また、眠っていますね。」

どこでどう区別するのか全く分からないが、そうなんだろう。


きちんと呼吸のリズムで、胸が上下している。




…生きて、いるんだ。


そう。

触れれば、あたたかい。




アッケは、生きている。







おでこにキスをして、同じ枕に頭を乗せた。




早く、直に触れたい。

早く、直にキスしたい。







早く…、目を覚まして…。






私の涙は、彼の頬を濡らした。

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