[
携帯モード]
[
URL送信]
なんで気が付かなかったんだろ
翌日も、やはり医師同行の元、アッケに触れる。
「また、眠っていますね。」
どこでどう区別するのか全く分からないが、そうなんだろう。
きちんと呼吸のリズムで、胸が上下している。
…生きて、いるんだ。
そう。
触れれば、あたたかい。
アッケは、生きている。
おでこにキスをして、同じ枕に頭を乗せた。
早く、直に触れたい。
早く、直にキスしたい。
早く…、目を覚まして…。
私の涙は、彼の頬を濡らした。
[前へ]
[次へ]
無料HPエムペ!