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まさかの宣告
龍二サンからだ。

「もしもし?」

『あ〜、良かった!どこにいるの?俺、寝ちゃってたし…つか、今何時!?

あ、イテっ。』


龍二サン、めちゃ寝ぼけてるみたいだケド。


「大丈夫だよ、まだお昼前。もう少し眠ったら?」

『あぁ、そうなの?とりあえず帰って来てよ。』

「うん、あの…。今ね、遥と一緒にマックにいるんだ。」

『いいから!ダメだ、帰って来て。』

「私…、大丈夫だよ?」

『俺がダメ。』

「え?」




『…言いたくないけど、ヒトミちゃんと昔の自分が重なる。

その恐怖感と絶望感、俺はどれ程の物か知っている。

…お願いだから、帰って来て…。』




私は泣き出そうになったのを我慢して、遥に謝り、龍二サンの家に向かった。






昔の自分と重なる…。

恐怖と絶望…。



彼が経験した、過去。

大切な人を亡くした、過去。













その意味は、


アッケが、死ぬかもしれないって事…!?

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